Wild Flowers of Western Australia


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旅行日   20061013〜20

JTB旅物語「西オーストラリア ワイルドフラワー物語 8日間」
一行29名+添乗員S嬢

ぜひ行ってみたいところでした。ワイルドフラワーの咲く大地。
きままなたねまきは思い立ったが吉日、即実行です。
シンガポール経由でパースに向かいます。もちろん機内サービスが評判のシンガポール航空というのもうれしい。


           

シート、クッション、毛布、この色遣いが気に入りました!
右の写真は説明がいりますね。白い部分は雲そして青空
左はジェットエンジン、マーク付

おじさんも振り向くシンガポール航空のスチュワーデス 抜群のスタイル 美しい!!

主な行程
パースから海沿いを南下、ピール入り江から、マーガレットリバー、ルーイン岬、アルバニー方面へ
北上してスターリングレンジ国立公園、ナロジン、東北へウェーブロック、パースへ戻り、ピナクルズそしてパース


花ガイドのHujita氏によると

Wild Flowerとは・・・オーストラリア独自で特定の地域に見られる花
主な分布と特徴
 パース以北・・種類は少ないが群生している 今年は106年ぶりの少雨で花が少ない
 パース以南・・種類は多い、群生はあまり見られない 少雨の影響があまりない、小さく地味な花が多い

窓の外に広がる景色、ユーカリの林や草地には黄色や白の小花が無数に見える。バスは時速90kぐらいでばんばん走るのでどんな花かはよく見えない。

その中に白いカラーが窪地に固まっている。そのカラーや、グラジオラス、フリージアはあちらでは雑草扱いというから驚く。
グラジオラスは高さもあって楚々と咲いている姿はとても美しかった。牧場を一面黄色に染めているものはケープウィードというたんぽぽのような花。これもきれい。

ガイドさんからはじめてこの名を聞いたとき、勝手に
cape widowと思っていた。だって今年「未亡人の涙」という花を
育てていたからね。ふーん。岬に立つ未亡人か。どんな花なのか
ちょっぴり同情心も手伝って興味津々。やっと間近で見ることができた。
おや!パッと華やかな黄色でしかも力強い咲き方だこと。
こちらの未亡人は底抜けに明るく、たくましいのだとえらく感心してしまった。
いえいえ、これはcape weedつまり岬の雑草という意味でした。


 私も夫もオーストラリアは初めて。なのにいきなり特殊な?テーマのツアーに参加したのだ。同行者の話を聞くと、たいていシドニーやケアンズ、メルボルンなど東部を訪ねた後にこちらへというパターンが多い。3回目、とか8回目とかいう。
なかでも最高齢のご夫婦はこれで90回目の海外旅行とのこと!南アフリカもインカもシルクロードもヒマラヤもアラスカも・・・ありとあらゆるところへ旅をして、旅行社が「こんどは南極へどうぞ」と言っているらしい。もう南極しか残っていないのかもしれない。いえいえ、今年中にカリブ海クルーズに参加するとか。ご夫婦そろってお元気だからこそ、そして時間とお金もあればこそ、のうらやましい旅。好奇心いっぱいで、おしゃれなお洋服がお似合いの若々しいお二人だった。


も く じ

Wildflowerの自生地(数字に○)を訪ねた順番にまとめ、写真を載せています。

その1・・・@Busseltonの近く 付録ワイナリー訪問 Aユーカリの林の中・・10月14日
その2・・・Bマーガレットリバーの周辺 ジュエル鍾乳洞のそば 付録ホテルの庭・・10月14日
その3・・・Cルーイン岬DバンクシャーとグラスツリーEトイレ休憩の林FフリンジリリーG空飛ぶアヒル・・10月15日
その4・・・ペンバートンのまちHツリートップウォーク、アルバニーへ・・10月15日
その5・・・Iアルバニーの高台とまちJスターリングレンジの見晴台Kありづか Lエバーラスティング・・10月16日
その6・・・風車のレストランMカンガルー、スカーレットバンクシアNスワンプデージーO走る郵便やさん・・10月16日
その7・・・ナロジンPブルーレシュノーティアQウェーブロックに近い道沿い 付録ウェーブロック
R犬の墓Sスモークブッシュ・・10月17日
その8・・・ヤンチャップ国立公園 21、トカゲのおかげ 付録ピナクルズ 22、カンガルーポー
パースの街・・10月18日、19日


その1 10月14日

@・・・Busseltonの近く
昨夜インターネットで花情報を仕入れたというガイドさん、大きい道を外れて舗装もされていない赤茶けた道路に入って行く。
バスを安全に止められるところが第1条件。
バスを降りるとOH!たくさんの花が次々と目にとびこんでくる。そのどれもがもちろん初めての花。夢中で写真を撮る。
名前を聞いてもメモがおっつかないし、わかる花も少ないけれど羅列してみますね。どうぞご覧下さい。
ここは初めてワイルドフラワーの自生を見たところで、一番印象に残った場所。ガイドさんさえ予想以上と言っていた。



ローズコーンフラワー






        

ブリックリ・コノスタイリス ボロニア

 

                 フーデッドリリィ


こんな風景が目の前に広がっていました

コーラルバイン マメ科ケンネディア属

 


    

 
                                         スワンリバーマートル

 カウキック右大型3cm
トリガープラント(多くの種類がある)小型1cmほど
水をかけたりさわるとピンとはねる

 

                      ?ダンピエラ                            ミルクメイド



ホワイトマートル

ワイナリー訪問   ワインの試飲、昼食 ラベンダーづくし

 

ラベンダーがいっぱい
ポットもパープルよ
おしゃれなナーセリー


   




 

ショップのグッズもラベンダーづくし


 

庭の雑草さえも愛らしい
 
ケープウィード オーストラリア版タンポポ


Aユーカリの林の中


行けども行けどもユーカリの林は続く。オーストラリアを代表する植物だが、高さも、葉も、花もいろいろ、たくさんの種類があることを知って驚いた。700〜800種もあり、うちコアラが食べるユーカリは30数種。ここ西オーストラリアのユーカリをコアラは食べないという。動物公園にいたコアラを見たが東部から連れきたものだそうだ。もちろんユーカリもいっしょにね。

さて、そのユーカリの林はほとんどが火災に遭い焼け焦げた跡がある。山火事が大変多い。西オーストラリア州(日本の7倍)だけで年間1万回もあるという。ユーカリの木が自然発火しやすいそうだ。特に人家が危険に見舞われない限り燃えるがまま。何日か後に火が来るであろうところの木を伐採して火を絶つということはするらしい。その山火事によって芽を吹き、栄養を蓄えてワイルドフラワーが一気に咲くという効用もあるそうだ。事実火事に遭った次の年に花を咲かせるグラスツリー、とんでもなく堅い実が焼けることによってやっとはじけて芽が出るハケアの木を見た。
自然はまことに不思議である。


 

ユーカリの林はたいてい山火事に遭っている 焼けこげた木々の間から新しい命が


                              ユーカリの葉 右が表で左が裏


高さが80数mにもなるという巨大なユーカリ、カリツリーの林で車を止めた。
ユーカリの葉は表裏がはっきりしない。つまり両方で光合成をするから成長も早い。紙の材料として10年で伐採できることから日本の大手製紙会社もここでユーカリの植林をしているとか。

その林の中でみつけた花

    

      コモン・ホベア                         イエローバターカップ   マメ科は多くて大変難しい  

                                                 


  

ピンクフェアリーオーキッド 木陰で楚々と咲いていた

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