homeへ
その1,利尻島編 20060816up
その2、礼文島編
2006年8月1日〜3日 JTB団体ツア- 一行33名
神戸空港発・・・新千歳・・・利尻空港 帰りは稚内空港・・・関西空港
行って来ました。あこがれの花の島。
でも、でも、お天気がねえ・・・とくにハイライトのはずの8月2日は朝から雨、おまけに風も濃霧ものトリプルパンチ。
それにもめげず写真だけはたくさん撮ってきました。思い出しながら記録を綴りたいと思います。
その1、利尻島編
リシリヒナゲシ
(この印の写真はクリックすると大きくなります)
新千歳に着いてまずは海鮮丼。
それから小型機(でもジェット機ですよ)に乗り換えて利尻へ。約50分。(バスと船なら8時間)
海からいきなりそびえ立つ、とんがった山がみえてきた。利尻富士の勇姿である。
着陸寸前にはすばらしい構図で見えたけれど、デジカメ等の電子機器は電源を切るようにアナウンスがあったあとで、写真には撮れなかった。残念。
曇り空、ときおり薄日がさしている。大柄なギボウシの花がお出迎え。
留萌からきたという観光バスに乗って、1日目の予定(3カ所)と二日目(1カ所)を入れ替えて、この日は利尻山の5合目に登ることになった。(5合目までバス、見返台まで徒歩)
次の日もっと良いお天気になることを期待して。「遠くから来てお疲れだろうから早めにホテルに入ってゆっくりしてください」というものであった。結果的にはこれが裏目に出るとは・・・そのときだれも予想していなかったのだ。(>_<)
ホテルは沓形のアイランドインリシリ。チェックインだけすませて、すぐに町の散策に出た。疲れてなんかいないから。
ホテルの庭でまずリシリヒナゲシにご対面。このモチーフで作られた街灯もパチリ。植物や蝶を求めて草地を探しながら歩く。そして海岸に出た。溶岩でできた険しい海岸の岩場に、なんとそこにはステキなお花畑が広がっていた!
ゆっくり温泉で体を休めていたみなさんには申し訳ないほどの思いがけない発見だった。
1,沓形岬の海岸の植物
西海岸の沓形岬から利尻山を臨む
山の全容が見えたのはこの日だけ
コモチレンゲ
かわいい!!子だくさんの多肉植物
コモチレンゲ(イワレンゲ)
バラのようなかわいい多肉を発見
子どもがいっぱい
これが岩場に自生している姿です
感激!
ふ〜〜ん
こんな風に生えるんだ
わずかな岩の隙間にびっしり
沓形岬の風景
ハマナスについて
ハマナスの花
ほとんど終わり
|
|
トゲトゲのハマナスの実発見 比較のため100円玉
トゲから深まるハマナスの歴史!なんてね(^^?
今、シーボルトの『日本植物誌』をひもといています。
文献から詳しい研究をなさっているのんのんさんの
サイトをご覧下さい。勉強になりますよ〜
|
こちらはつるんとした実 これが一般的。
ジャムにするとおいしいのですって。
残念。おみやげに売っていたのに買いませんでした |
|
|
シーボルト・・・1823年(文政6年)来日。医師であり博物学者でもあった。
トゲトゲハマナスの実
その他
|
|
|
|
ハマヒルガオ
普通のヒルガオとは
葉がちがう |
ハマエンドウかな?
クサフジ、ヒロバクサフジ
も似ています 後で比較 |
アメリカオニアザミ? |
エゾオグルマ
海岸にいっぱい |
|
|
|
|
コウゾリナ? |
オオバコ |
ツリガネニンジン |
西洋たんぽぽではない
ニガナのような花の綿毛 |
|
|
|
|
何フウロ?大きい花
民家のそばなので植え
ているのかな?→ |
左と同じもの、岬で発見
やはり自生しているのだ
|
メマツヨイグサ |
スイバ? |
「近くて遠い島」
わずか8kmしか離れていないのに両島にはない固有の植物があるのですって
リシリヒナゲシとレブンアツモリソウ
2,町歩き・・・利尻町沓形(くつがた)
3,その他の利尻島で出会った植物
ノコギリソウ
ノコギリソウの美しさ再発見
ピンクも濃いものから薄いものまでいろいろ
岩場の自生(沓形岬)
キタノコギリソウ・キク科
白やピンクもあり
海岸や野原を美しく彩っている
葉の切れ込みが深い
エゾノコギリソウ
写真は撮れなかった、と思っていたのだが礼文桃岩で
写していたのがそれらしい
白
頭花が大きい
葉のギザギザ(鋸)が深くない
ほかにもシュムシュノコギリソウもある(利尻山の高山地帯限定) |
アザミ
チシマアザミ
|
|
沓形・・・葉がギザギザ、切れ込み深い
頭を垂れる これはチシマアザミ |
オタトマリ沼・・・葉のふちのギザギザは少ない
花はやや上をむく これはリシリアザミ
島の南部に限定される |
利尻山5合目にて
|
|
|
|
ヨツバヒヨドリ |
ヤマハハコ |
ナンバンハコベ
蔓性 中に丸い実 |
オオハナウドかエゾノシシウドか
セリ科は難しい・・ |
|
|
|
|
ツルアジサイ |
アカツメクサ 外来種
白とともに至る所にあった |
とても小さい花
ノミノフスマ? |
? |
|
|
|
|
エゾゴマナ |
イケマ 蔓性 |
ウツボグサ |
? |
チシママンテマかな?↓
利尻山5合目で見つけた 葉が見えない・・・(>_<)
礼文島桃岩の自生の様子 葉は左の少し広いめのもの
チシママンテマは
花びらが上のように開いたのと先がクルンとまいている
のがあるそうです
よく似た花がうちにもありますよ〜比較しましょう
ナデシコ科 シレネ(ふくろなでしこ)
我が家のシレネ・アルバ 立ち性のシレネ 宿根する 耐寒性強
スコットランドのワイルドフラワーの種より 花の大きさも背丈も同じくらいです
4,特別編
虫たち
アッ こっちむいた! ロングドレスの貴婦人?? シロツトガ?
ムシに会えたのは1日目、曇りの日だけです
名前はわかりません
ホテル
豪華版の夕食\(^O^)/
女将さんのお心遣い
5,二日目 利尻島の植物つづき
雨の音で目がさめた。(>_<)
島内一周の予定。東回りで姫沼、オタドマリ沼、仙法志そして沓形。
雨、雨、雨・・・利尻富士はもちろん何にも見えないよ〜
姫沼
ウミネコが羽を休めている風景
隣のグループのガイドさんによると羽についた塩を洗い流しているとか
アジサイみたいだけれど,よく見ると・・・↓
利尻礼文にはこの3種類があるそうです
大柄なエゾウバユリ
(オオウバユリ) |
エゾスズラン |
ミヤマノアキノキリンソウ
(コガネギク)? |
チシマオドリコソウ? |
ウド (ウコギ科) |
エゾニワトコ |
ミヤマタニタデ |
ニガナの仲間? |
ハチジョウナ?タンポポ? |
ジンヨウイチヤクソウ |
|
|
ヨツバヒヨドリとキンミズヒキ |
傘の花 |
オタトマリ沼
アキグミ |
桑の実 |
|
|
|
ナミキソウ(波来草) |
ノリウツギ |
周遊の小径 歩きやすい、ここでは傘要らず |
仙法志御崎の海岸
ほんとうなら向こうにこの景色が見えるはずだった
みんなこの絵で見た気分になる
|
|
|
|
|
|
|
|
シロヨモギ 黒っぽい岩に
ひときわ目立つ |
フタマタタンポポ? |
万年草ふう? |
ヒルガオ
ハマヒルガオとは葉がちがう |
シロヨモギと黒い岩の対比が美しい
ウミネコかな?オオセグロカモメかな?
くるっと一周を終えまた沓形にもどってきました。お昼頃、雨のなかをフェリーで礼文島に渡ります。
そのころまた土砂降りの雨。おみやげ店で雨宿り。熱い昆布茶がおいしい。
最後の沓形岬の観光はほとんどカットされたけれど私は昨日の曇りのうちにしっかり歩きました。写真も撮れたし、ラッキーでした。
利尻から見る礼文島の写真、1日目見えたのに、次の日もっとよく見えるだろうと撮らなかったら・・・1枚もありません。(>_<)
利尻とは対照的ななだらかな島でした。
利尻から礼文へ
新日本海フェリー 所要時間40分
この日は4団体だけなのでゆっくりできました。
ハイシーズンには大変な混みようだそうです。
その2、礼文島へ
|