千畳敷カールのお花畑

旅行日・・・2008年8月25日
駒ヶ根→菅の台→しらび平→千畳敷カール
バスの団体旅行に参加


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前夜の宿泊は岐阜県下呂温泉。朝7:10出発。中津川に出て、中央道に乗り駒ヶ根に向かう。
雨は降っていないがだんだん雲いきが怪しくなる。


なんと墨絵の世界!
  





















携帯画面でみる只今の雨の状況
刻々と変わります。便利なものですねえ(@@)
岐阜県南東部中津川付近。あらまあ強い雨雲が。(>_<)
長野県は一番南がわずかに雨がかかっている。バスは飯田を通って駒ヶ根に向かって北上する。う〜ん、雨とおっかけこですねえ・・・










おっ!雨があがった!飯田市あたり。
霧も上がって山が見え始めた。よい予感(~。~)。
どうやら雨の中を走り抜け出たようだ。


またまた幻想的な景色を見た。










駒ヶ根ICで降りて、菅の台に到着。ここで乗ってきたバスから降りて、専用のマイクロバスに乗り換える。一般車は乗り入れ禁止。一行48名は補助席を使って1台に全員乗れた。そこから約30分、どんどん山に登る。ヘアピンカーブの連続。千尋の谷。熟練の運転手さんでも大変な道。
前の席の中学生くらいの男の子が「絶景や〜」といいながら携帯でパチパチ写真を撮っている。あんまり「絶景や〜」が多すぎて隣のお母さんが笑い出した。今度は二人で「絶景や〜」。楽しい親子だな(^・^)
やがて無事に!1662mのしらび平に到着した。駒ヶ岳ロープウェイはここから出ている。
ハイシーズンだと2時間待ちなんてあるらしいが、今回は20分ほどの行列で乗ることができた。ひとつの車両に60人乗り。
2612mの千畳敷カールまで標高差、実に950mを7分30秒で登っていく。


しらび平。これからロープウェイに乗る。
そのころナント日がさしてきた\(^O^)/
どうぞこのまま〜〜













 
登るに連れて植生がどんどん変化しているのだろうけれどくわしいことはわからない。


 
もうかなり頂上に近いところ                険しい山が目に飛び込んできた



終点駅の近くのロープウェイの直ぐ下。なにやら黄色い花がいっぱい。胸がふくらむ。いよいよ到着。


千畳敷カールが広がる

  

 



















      中央が宝剣岳、ゴツゴツした岩山


遊歩道は一周4,50分。西回りで出発。もういきなり花が目について、撮影で忙しい。

 
オオヤマリンドウ                      ミヤマアキノキリンソウ

 
ゴゼンタチバナ 赤い実がつくという            セリ科の?


→ 
クロトウヒレン
つぼみの黒が目立っていた。別の場所で花も写せたのはラッキー



ウサギギク たまたま最近花日記で話題にしたことがある。図らずも確かめることができた。これぞ正真正銘のウサギギク。花は似ているが葉のつきかたが全然違っていた。茎の途中でウサギの耳のような葉が対生につく。(家のコレオプシスは根元からたくさん出る小さい葉)



遊歩道は石がならべてある。歩きにくいところもあった。ロープがはってあって
コースからはずれることはできない。
ここに載せた花はコース沿いのものに限られている。


 
            シナノオトギリ                   ショウジョウバカマの花後

 
      エゾシオガマ 花は一方にねじれる               ヨツバシオガマ



             タカネスイバ?あたりはチングルマがいっぱい


モミジカラマツ(葉の形がカラマツソウとはちがう)


 
サクライウズ(トリカブト属)               タカネヨモギ コスモスのような葉 花は目立たない


 
ミソガワソウ                         クルマユリ


ミヤマリンドウ たくさんあった


上を見上げると、おお〜こんな景色!
  


 



タカネスイバ越しに見る駒ヶ岳連峰の険しい山々



タカネグンナイフウロ


←ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンバイ→


ムカゴトラノオ


ミヤマアワガエリ?

 

これは花にあらず。チングルマの花後の種についた毛
おもしろい風景



チングルマとミヤマリンドウ、コイワカガミ(花後・褐色の立ったもの)の競演


これはウメバチソウ
おしべが5カ所かたまってついている。
おもしろ〜い。
まんなかがまるいキンキンに張ったドーム形、これがはちきれたらどうなる?
こうなるみたい。↓



 

小さい池があってベンチのある広場がある。ここでお弁当を食べた。みんなとても楽しそう〜

遊歩道もあとわずか。最後に上り坂があってハイマツを見ながら駅の建物に帰ってきた。


 
ナナカマド 紅葉を見たい!そして右はハイマツ。高山帯の松。


 
しめくくりはヤマハハコ。
もうあたりは濃い霧に包まれて、なんにも見えなくなった。
これだけ見えたのだから満足しておりることにしよう。滞在時間約2時間。
さようなら。千畳敷カール。


参考書籍・・・頂上の売店にて購入
林 芳人『中央アルプス 駒ヶ岳の高山植物』ほうずき書籍2008年第6刷版


検索で千畳敷カールのきれいな写真と、リアルタイムで風景をみることができるサイトを発見。
とりわけ南アルプス遠景と日の出を追った写真はすばらしい!
みなさん是非見に行ってくださいね。
http://www17.ocn.ne.jp/~komagane/hataraku/syokuba.htm

ハタラクショクバ?「ホテル千畳敷」のかたかな?