北山緑化植物園

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訪問日 2010年7月8日
西宮市北山町1−1
アクセス 阪急夙川から阪急バス、阪神西宮から阪神バス 柏堂町下車 目の前
公式ホームページはこちら


ここは3度目の訪問。なかなか見所の多い植物園なので宝塚グリーンフィールズ(花日記7月1日にレポート))に続いて私の(体力)リハビリ第2弾として選んだ。1度目は車で、前回は甲陽園の北ということで一番近い阪急甲陽園まで行ってバスに乗ろうとしたが、ここからはバスの便がなく、地理的には近いはずなのに結局タクシーを使った経験から、事前にネットで入念にチェック。阪急夙川で1時間に1本しかないバスに乗るために時間を逆算、今回はスイスイと到着した。ネット時代のありがたさを感じたことである。


甲山の西側で静かな緑の多い場所。こんな水の流れが迎えてくれる。印象的な景色や花たちを集めてみよう。

バラ園 下り坂


 オレンジはヘメロカリス  
  下の写真中央はアカンサスモリス 
アカンサスの葉
アカンサスと言えば、この葉がトルコで見た古代遺跡の円柱頭の飾り模様に使われていた。エフェソスの遺跡にて。
以下、トルコ紀行 種まきおばさんの不思議旅 その2からコピー(枠内)

 
                                          トロイ遺跡の彫刻

↑二つの遺跡から出た文字もレリーフの模様も大変よく似ていますね。古代ギリシア?古代ローマ?

これについて調べてみました。この模様はアカンサスという植物の葉をモチーフにした葉飾りのデザインで、古代ギリシアやローマの神殿などの円柱頭に使われた、いわゆるコリント式を特徴づけるもの(イオニア式は渦巻き模様)ですからこれは本来180度逆転して使われていたのですね。安定しやすいように逆に置いてあったと思われます。


アルゲモネ ポリアンシーモス ケシ科
うすい紙のような美しい花。何年か前にアニスさんにタネをいただいて育てたことがある。美しさ再発見。

 
アスチルベ カラーフラッシュ                ポリゴナムの一種?タデ科 60〜70cm

すてきな小径
 この花の名前が知りたくて名札を探すも見つからず。。
カタナンケと判明。タネカタログで見つけた。
学名:Catananche caerulea  別名:ルリニガナ キク科 地中海沿岸原産 本来は多年草だが、高温多湿に弱いので1年草扱 秋まき、酸性土を嫌うので石灰で中和

不明1

 
不明2                             不明3 カンパニュラ 名前は?  たった1本のみ


不明4 真ん中が蕾、右が葉 さてなんだろう?Sirius さんから チーゼルではないかとお知らせをいただきました。
確かにそのようです。ありがとうございました。
チーゼル マツムシソウ科の2年草
学名:Dipsacus fullonum
 和名:ラシャカキソウ(羅紗掻草),オニナベナ(鬼なべな)
 原産地:ヨーロッパ,北アフリカ,中東


20120628 追記
NHKBSプレミアムで使って下さる写真ですが、ここで「真ん中が蕾」と書いているのは間違いと思います。
このラシャカキソウ(グサ)は用途がラシャ、織物をトゲで毛羽立たせる、風合いを出すために使われていたことから考えると
真ん中は花後、トゲトゲになっている状態と思われます。

 
不明5 キク科と思われる。花びらが長い        葉のようす

以上興味を持ったけれど名札が見当たらず残念だった花。わかる方、教えてくださいね。


家にもあるよ 編 

 
広葉マウンテンミント(グリーンフィールズより)     キクバウツボグサ(家はキクバではない)
 
ストケシア (家のは白)                  コレオプシス (畑にある)
 
エキナセア (種類が少しちがう)            スレンダーなヒャクニチソウ(昨年育てた)
 
黄色いトレニア(高価なので家はたった一株^^;)      斑入りのツルバキア(宝塚より)


ユリの向こうにアカンサスモリスとスモークツリーのある風景

ヘメロカリスの道 
ちょうどAlexさんのところで八重のヘメロカリスの花びらはおしべが変化してできたものだという記事(7月7日付け)があったのを見ていたので、私も注目してみた。これを読んでいなかったらきっと見過ごしていただろう。
やくが花びらにくっついているの図。↓

ヘメロカリスは日本に古くからあるカンゾウ、ニッコウキスゲの仲間で、ヨーロッパに渡って品種改良されて里帰りしたものが今、園芸品種として多く栽培されているという。一日花でデイリリーともいう。
今はこの色に限らずいろいろな色や形が作出されているようだ。我が家にはない花。(^^;)


温室前にオージープランツを集めたコーナーがあった。
 
グレヴィレア                          カンガルーポー


深い緑の植物園の中に小蘭亭と北山墨華亭という中国様式の建物と水辺がある。中国紹興市との友好の印。
書家 王羲之ゆかりの建物。

これは北山墨華亭 小蘭亭の写真はなし(>_<)

 アサザ
 

もう一つ北山山荘という広大な和風庭園を持つお屋敷があるが普通は見られない(金、土、日のみ公開)
静寂 閉鎖

ここのおみやげ(いつも買う!(*^_^*)は 西宮市オリジナル植物のひとつアガスタケ・サマーアメジスト。

こんな植物。私はアガスターシュと発音していた。他の色を育てたことがある。300円の2割引。
少し根が回りすぎていたが、根をほぐして植え替えてみた。穂をこまめに切りもどすと晩秋まで咲くらしい。
水切れに注意とのこと。

ここの緑の相談所では知り合いのK氏が相談員として月に何日かお勤めと聞いていたが、この日はあいにく担当の日ではなくてお会いできなかった。
 
相談所の周りの花壇には黄色いキク科の花が目立っていた。ガイガルディア・イエローブルーム。
そしてプランターの中でこんな花が印象的だった(右)。
最初は何だろうと思っていたが、モナルダ・プンクタータの名前が思いつき、調べたところ当たりだった。(^^)/
地味だけれどどこか引きつけられる花。こんど育ててみよう。♪