20071124〜26
前編
9月、オーストラリアに向かう飛行機から見た珊瑚礁の海に魅せられて、石垣島、西表島、竹富島の旅に出た。
(その辺りはすでに花日記に書いたのでコピーしておきます。)
2007年11月27日花日記から
こんなところに行ってきました。
沖縄です。と言っても那覇から400kmも離れた石垣島直行(神戸空港発)です。
9月にオーストラリアに行くとき上空からきれいな珊瑚礁の海を見て、日本にもこんなところがあるのかと書きました。まさにその場所、石垣島、竹富島、西表島へ。あのとき、窓際の席に座らなければ、雲に隠れて見えなければ、この旅は思いつかなかったでしょう。そしてタイミングよくH旅行社の広告が新聞に載らなければ・・・いくつも偶然が重なりました。行けるときに行こうというたねまきの事情もあります。まあ「思い立ったが吉日」というのは昔からありましたけれど。
左は9月20日シンガポール航空より撮影 ほぼ同じ角度の写真、竹富島の資料館にて
この紺碧の珊瑚礁に惹かれてしまいました。ぞっこんです。
冬晴れの神戸を発った日は、日本列島鹿児島以北はすべて晴マーク。だのに沖縄、とくに八重山諸島は傘マーク・・・しかもこの1週間は全部雨模様と言います。(>_<)
・・・後略・・・
神戸空港から石垣直行便が出ていて、人気の路線とかでほぼ満員。2時間半後、石垣空港に降り立った。
天気は曇り。那覇から来た添乗員さんと合流してまずはみんさー工芸館へ。その後バンナ公園で石垣市街と海、八重山の島々を遠くに見る。曇りだけれどかろうじて見晴らしがきき、まずは赤瓦の屋根の向こうに見える景色に、遠い南の島に来たことを感じた。この日は後、鍾乳洞を見て八重山御膳をいただいてホテル入り。
翌日が一番動き回る予定なのに、何度天気予報を見ても雨と言う。(>_<)
神戸空港 この飛行機に乗ります 向こうは海 石垣空港
日本トランスオーシャン航空 (JTA)
小さい飛行機ですよ 横1列6人×25列?
みんさー織(八重山地方独特の伝統的織物)工芸館
おなじみシーサー おうちの守り神
一番印象的な、お気に入りの布
ブルーはあの海ですよ〜手前のシックな色もステキ
夏川りみさんのNHK紅白歌合戦の舞台衣装
彼女は石垣の出身だったのですね(~。~)
いいですね、透き通る歌声
歌をつい口ずさんでしまう
バンナ公園展望台
琉球の赤瓦
向こうの平べったい島が竹富島
雑草たち・・・見慣れぬ植物に会うと遠くの島に来たことを思う
これはセンダングサですね。ひっつきむし。一面咲いていて白い花がとてもかわいい。実はこの花、淡路の園芸学校の庭で咲いていたのを見たことがある。名前を知りたかったけれどわからないままだった。
今回調べてみたら、コシロノセンダングサというらしい。
神戸でごく普通に見る黄色の芯だけ?のような(筒状花のみ)雑草と同じ種類というから驚いた。だって白い花びらがなければおぉかわいい〜とも思えないし、野山を歩くと服にくっついて困る植物なのだ。こちらはコセンダイグサだそうである。他にもクリーム色の花弁をもつものもあるとか。ウィンターコスモスはこれを改良したという記事もあったがこれはなるほどと思った。
神戸市須磨区の近所の空き地にて
コセンダングサ・・この種はひっつき虫のこまったちゃん
あちこちで見かけた。右のように這って広がるようである。名前は不明。ハマグルマか?
細く、小さい花 名前は? クワズイモ・・・こちらでは観葉植物として売っているね
傘になりそうな大きなつややかな葉
2日目・・・西表島へ
朝、今にも降りそうだけれどまだ傘は要らない。ホテルから歩いてすぐの港から西表島に渡る。
タイガースの帽子をかぶったトロピカル坊や(^・^)。
一行39名の中唯一の親子連れ。夫婦に子ども2人。そういえば神戸を発つ時からトロピカルママもこんな模様の半袖だった。これから南の島へ向かいますという気持ちが伝わってきた楽しそうな家族。
このお天気で寒くないかしら?私は、と言えば神戸空港まで薄手のダウンジャケットを着てきた。それもお荷物になりそうだったけれどまた帰り、夜は寒かろうと・・・旅行中はトランクの中。左は那覇から来た添乗員さん。石垣港にて。
離島に渡る船。白波を巻き上げて疾走する。大きくはないのだが(60人乗りって書いてあったっけ?)速い、速い。
座席が入り口より一段低いところにあって、水面に近いからスリル満点。突っ走る様はコワイどころか「すごーい!」から「やるー!」に変わるから不思議。(笑) この船も向こうを走る船と多分同じような格好で走っていると思われる。
40分後に西表島に到着した。
西表島は沖縄本島に次いで大きい島で4〜500m級の山や水量豊かな川もある。マングローブのジャングルもあってまさに秘境と呼ばれるにふさわしい。
出迎えてくれたバスにはイリオモテヤマネコの絵。でもこれにはほとんど遭遇することはないらしい。頭数も少なく、絶滅を危惧されている国の特別天然記念物である。
道路沿いには車に注意を促す看板が見える。
注意の看板 せめて写真をと思ったらピンボケでした。m(__)m
レストランで見た張り紙
由布島
浅瀬でつながる小さい島。水牛車で渡るのが観光の目玉になっている。
折から雨が降り出した。一つの水牛車に14,5人乗る。タイヤのついた車を引くと言っても水牛には重いにちがいない。しかも膝の辺りまである水の中を歩く。かわいそうと思ったけれど、水牛は昔から農耕で働いて来たし、平安の昔にも牛車というのがあった。力持ちなんだろうと思うことにした。
ゆっくりゆっくり、途中で立ち止まったりしながら水牛は黙々と歩く。約10分で由布島に着いた。
御者のおじさんは「太郎くん(この牛の名前)は正社員、私はパートの従業員です」と三線(さんしん)をひきながら島唄を歌った。
雨なのでビニールカバーがすっぽり、後ろだけ開いているのでここから見る。
さすがにトロピカル坊やもヤッケを1枚着た。
由布島全体が植物園になっていて亜熱帯の植物がみられるが、傘をさしてというのがどうもねえ・・・
蝶園があると知って喜んだのもつかの間、工事中で休園とのこと。
いくつか珍しい植物、きれいな花を写したので見てください。名前はほとんどわかりません・・・
ハナチョウジ(ゴマノハグサ科) カッシア・コバノセンナ(マメ科)
ハネセンナ(マメ科) オオゴチョウ(沖縄3大名花のひとつ・デイゴ、サンダンカも)
トックリヤシ(根元が太い) トックリヤシモドキ(中央が太い)
興味を抱いた花 でも不明 是非知りたい! キフクリンアカリファ(トウダイグサ科)
チリメンナガボソウ(クマツヅラ科)沖縄植物図鑑で調べた。
おぉ 美しい! 美の王者の風格あり
波打ち際は砂ではなくてこんな珊瑚の死骸? 庭石としてつかった珊瑚
雨の中で蝶が飛んでいた。蝶に関しては少ないながらあとでまとめてみたい。
ここではカバマダラとリュウキュウアサギマダラそれにシジミチョウはいくつも。
アッとカメラで追ったが止まらないので写せない・・・1枚だけ夫がかろうじて撮れたので載せますね。
全体がブルーがかってこぶり、リュウキュウアサギマダラと思う。トリミングしているのでますますぼんやりです・・・m(__)m
リュウキュウアサギマダラ(多分) シジミチョウ ヤマトシジミ カタバミに産卵中
おやトラックが渡っている!電柱も水の中に立っている。
干潮時には歩いて渡れるらしい
満潮時でも5,60cm程度だそうである
仲間川ジャングルクルーズ
西表島は大部分を山岳地帯が占め、年間降雨量は2600mm。まさにジャングルである。ここには大きな川が二つある。そのひとつ仲間川のマングローブ(ヒルギなど)の生い茂る林の中を船で進んだ。これも雨よけのビニールの覆いがあるため写真は不鮮明でがっかりだ。海水と淡水の混じるところでたこの足のように根をおろす木が両サイドにびっしり生えている。根で呼吸しているのか、それらの根は 気根、板根が水の上に出ている。今年は大きな台風が2度も直撃して、木々はなぎ倒されたままのものも多い。風速65、9mの風が吹いたという(@@)。
40分のクルーズ到着点は日本で一番大きい板根をもつサキシマスオウのあるところ。天然記念物。
若いお兄さんが船を操縦しながらガイドも兼ねる。ユーモアを交えた余裕のある話しぶりは好感が持てた。こんな若い人が島に残り仕事をして生活を支えていけたらいいね。頼もしいことである。
台風の爪あと 根が水に浮いたようになっているため倒れやすい
巨大な板根をもつサキシマスオウ
板根は1年に数ミリ高くなる これはびっくり(@@)こんなの初めて見た
人の大きさと比較してね。 オオハマボウ(ユウナ)黄色のハイビスカス風の花が咲く
この葉をトイレットペーパーの代用にしていたとか
こんな船です
そのほか西表にて
こんな肌色の木が目立つ アダンの木 パパイアみたいなオレンジの実がなるがおいしくないそうだ
レストランの庭に植えられたマングローブのあかちゃん
お気に入りの写真
ここで忘れてはいけないものにハブがいる。コワイ〜〜〜 注意の看板が立っていた