その3・・・9月23日 今日は観光がメイン・・・wildflowerは後編に出ますm(__)m
前編
世界自然遺産に指定されている
ストロマトライト、シェル・ビーチ、モンキーマイア(イルカ、ジュゴンなど海洋生物)
モンキーマイア
野生のイルカとふれあうことのできるビーチで有名なところである。
宿泊地デナムから車で20分くらい。朝一番行ったので8:20には到着。すでに海岸には大勢の人が集まっていた。
私たちは膝の部分まで海に入ることができるが、日焼け止めのローションや薬をつけて入ってはいけない、病気の人もダメ。イルカを保護するためである。相手は野生であり、接し方にはルールがある。ルールを守ってこそこれからも長く人間とイルカが良い関係が続けられることになる。浜辺にはレインジャーがいて、そのあたりを熱っぽく語っていた。(多分・・・) 英語なので所々しか聞きとれなかった・・・(>_<)
これは桟橋の端からズームで夫撮影
ほら、ほらやってきた
レインジャーの足にくっついているよ
ほら〜やさしい目
イルカを熱く語るレインジャー
足の間に顔をつっこんでいる↑
しましまのお兄さんは日本のテレビ局カメラマン。東京の日本テレビとか。前日同じホテルに泊まっていて、夫がバーでビールを注文しているときに「日本人ですか」と声をかけられたそう。ここまでくるとさすがに日本人グループは他にいなかった。
かがんでいるお兄さんもテレビ局スタッフ。水中カメラで撮っている
人とイルカのすてきな関係・・・お気に入りの写真です
観客の中から数人指名されて餌をあたえることができる。背びれなどの特徴ですべてを見分けて名前をつけてあり、与える餌は1日の必要量の3分の1まで。野生を守るために細かい配慮がなされている。
小さな子どももすぐそばに。 さよなら。もらったらさっさと沖に向かって泳いでいった。
ペリカンがいっぱい
ペリカンの目って平面的というか、絵に描いたみたいで生き物のシャープさ、深さというものが感じられなくて、
すぐそばでくっついて写真を撮っても逃げないし・・・どうなっているの?
スプリンクラーの水をを器用に飲んでいるのがおもしろい
海は青く、水は透き通り、ごみひとつないきれいな海岸。イルカを間近で見てかわいさに興奮さめやらぬとき、
その横のほうに目をやるとなぜかラクダがいて、お金をとって客を乗せていた。どう考えてもこれはいただけない・・・
これは彫刻?らしきものだがあえてここに載せたのは、右のup写真にご注目。これは貝がらでできているのだ!
そう、シェルビーチの貝がらである。ビーチの貝の層は深いところで10mもあって(幅はなんと110km)、堆積して固くなっているところがあり、それを切り出してこんなものをつくっている。デナムの町にも煉瓦のように切り出した貝の層を積み上げて家をつくっていた。レストランと書いてあったっけ。↓
花を少し。。
? これはハイビスカス、咲ききらないのですって
シェルビーチ遠景 真っ白い浜辺が110kmも続く
紺碧の海と空、赤い土との対比が実に美しい
ここで見たありの巣
ハメリンプールのストロマトライトの群生
余り聞き慣れないがこんなものである。最古の生物というから驚きである。一見大きな岩にしか見えないが、地球上に生物が生まれた頃から今に至るまで少しずつ成長しつづけているという。西オーストラリアには他にロットネスト島やナンバン国立公園(ピナクルズのある)にもあるがこれほど無数に存在するのは珍しいとか。ここのストロマトライトはその大きさから数千年生きつづけていると推測されている。これはなんでも地球の誕生の頃から酸素を放出し今私たちが存在する基礎を築いたらしい。
シャークベイが世界自然遺産に登録されたのはストロマトライトの存在が多大な貢献をしたようである。
これについては難しいので東京大学の先生が書かれた解説をお読みください。
左上 間に魚が泳いでいる 右上・・水面との際に光るもの、あるいは水紋ができているのが酸素を出している証拠だとガイドさん。クリックしてみてね。何となくそうかなという程度にしかわからなかったが・・・
「生きている化石」ストロマトライトは木でつくられた橋を通って沖の方へ出てすぐそばで見ることが出来る。
このあたり白いチョウがひらひらと飛んでいた。かなりの数だった。写真を撮ろうと何度も試みたが失敗・・・
なぜだか植物もほとんど無い砂浜や、ストロマトライトのある場所である。やがてバスで移動するときも樹木の間をひらひら飛ぶ蝶を数多く見ることが出来た。気になったけれど白いチョウとしかわからない。
Overlander Road house
さてハメリンプールから2,30kmだろうか、まもなく国道1号に出るがそこにオーバーランダーロードハウスがある。
このページの上の地図を参照されたし。
ここで昼食。大きなハンバーガーで中身も野菜やミートをたっぷり挟んであり、けっこうおいしかった。1個でおなかがいっぱい。アツアツのポテトフライもみんなおいしいとよく食べていた。
そのあと、思いがけずビッグチャンスがやってきた。
ついにオーストラリアのチョウを激写できたのだ。飛んでいるときは白くて、ストロマトライトの上を飛んでいたのとおそらく同じチョウだろう。距離的にもわずかしか離れていない。
動き回っていたチョウも、このロードハウスのプランターに植えてあったニチニチソウの蜜でついにスキを見せた。
白いチョウと思っていたが止まると羽の裏はこんなにカラフル 表側は白に黒のふち
2匹いる!
後にも先にも唯一撮影できたオーストラリアのチョウである。まことにラッキーであった。
帰ってすぐにBBSでおなじみのチョウ博士Kさまにおたずねするとすぐにお返事が来た。
ジャバヘリグロシロチョウとのこと。名前がわかってとてもうれしい(~。~)
解説を引用させてください。
958.Re: 収穫!オーストラリアの蝶 |
名前:K 日付:9月27日(木) 22時18分 |
後編
ビニュ(Binnu)という町・・・topの地図Bー6
HBinnuの麦畑
今日の宿泊地はジェラルトン。シャークベイのデナムとパースのほぼ中間地点である。行きはここを通りすぎてさらに北のカルバリまで行った。帰りも国道1号線を南下するのでほぼ同じ道を通る。
オーバーランダーロードハウスから走ること2時間20分。ようやく人の手の加わった耕地が見えてきた。Binnu という町。ここよりの北は行けども行けども不毛の原野が続いていた。このあたりにくるとやっと麦の大規模農業が行われている。麦の集荷場?の建物をすぎて右折、国道をはずれて、さあ、これからwildflowerを見に行くのだ。国道1号は幹線道路(オーストラリア大陸を1周する)で、少ないとはいうものの高速で走る車が来るため、花が咲いていても降りて見ることができない。
曲がってすぐのところでバスは停車。
エバーラスティングの群生がぱっと目に入った。バスから降りてそちらへ急いだ。
やっと耕地が見えてきた 麦の集荷場?ここを曲がる
ピンクの群落はもう盛りを過ぎていた。最盛期にはどんなにきれいだったろう・・・
一面まっ白。こんな具合に白、ピンク、黄色と多くの場合なぜか1種類が群生している。
ここは2種がミックス
おお〜ここのアリさんきれいに作っている! これはブッシュにいたゴキブリ!
Iのっぽのオールドソックス・・・麦の集荷場から15分後
道の両側にクリーム色ののっぽの花が目立つ。ここでストップ。
きれいなお花、でも臭いがよくないのですって。だからオールドソックス(>_<)
本当の名前はプリックリィ・ブルーム・グレビレア かなり高性、花が飛び抜けて高い。3,4mくらいはある。
ピンクサンディ これもエバーラスティング
子羊のしっぽ(スモークブッシュの仲間) ?
J一面黄色の世界・・・上から5分後の地点
黄色の花もここを見るだけで3種類ある
↑小さい花が集まってボール状になったものがかわいい。名前は?
よく見るとわずかだがピンクや白もある。このピンクは日本でもローダンセで流通している
スパースリーブドダンピエラ
光が強すぎて青い花は写すのが難しい・・・これは露出を少し変えて写した。
リボン・ピー 無口な運転手さんが教えてくれた
茎は平たい
麦畑。雨が少ないため麦の高さが例年の3分の2という。植えるのも刈り取りも全て機械化、ヘリやセスナ機で殺虫剤をまくという大規模な農業で、当然莫大な資金を必要とする。昨年の106年ぶりという少雨で収穫は極端に少なく、資金繰りに困った経営者の自殺が相次いだという。どんなに近代化された農業でも雨だけは自然の恵みである。その自然があちこちで異変が起きているのだからいったいどうなるのだろうか。
牧場では羊や牛の飲み水が欠かせない。冬に降る雨(雨期は5,6,7月)をためる、ため池づくりが盛んに行われるようになったそうである。
こんな景色を見ながら再び国道1号にもどり、、ノーザンプトンでまた給油、夕暮れ近くなったジェラルトンのモーテルに到着。
ジェラルトン・・・topの地図B−7
ここはパースから400km。ロブスターの水揚げ港として世界的に有名な町。
夜、南十字星を探してやっと見つけた。クロスした星も光が弱いものがあるのでわかりにくかった。でももう見つけられる!
WINTERSUN泊