乳ガンつれづれ  そのB

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2015年3月1日
こちらは久しぶりです。その後どうしているのかご心配の向きもあるようですので近況を記しておきますね。。
術後今年で12年を迎えます。幸いなことに再発もなく元気で暮らしております。花日記をご覧下さっている方はご存じのとおりですが
やりたいことをやり、行きたいところへ行き、気ままに、めいっぱい日々の生活を楽しんでいます。
こうしてそう書くことができるのはほんとうに幸せなことです。ありがたいことです。
病院はもう二年に一度でよいと言われて、もう忘れそうです。(笑)
ほんとうに忘れてしまうことができればいいのですが・・・まあガンですから。。(^^;)
そんなわけでどうしているかな、というときはどうぞ花日記の更新をチェックしてくださいませね。


2006年3月16日


 myDr.S先生が転勤になったという。このニュースが駆けめぐって2週間。ショックからまだ立ち直れないでいる。
国立病院の若い先生は転勤がつきものだと、頭ではわかっていたけれど・・・
 乳ガンの宣告は別の病院だったが、手術に始まって、病理の結果と治療計画、抗ガン剤の投与、それに伴う数々の副作用のケア、ホルモン剤、検査、その後の定期検診・・・数え切れないほどの回数,Sドクターにはお世話になった。
 私は突然こんな病気になってしまったけれど、この先10年、病院がよいが続く予定で(生きていればの話)、これからもずっとS先生のもとに通うつもりだった。
医師を信頼できること、患者としてはこれに優るものはない。抗ガン剤は予想される副作用のオンパレードだった。でもそんなときでも病院に行くのが楽しみ?だったのだ・・・
先生に会うと安心できる、元気が出てくる、そんな魔法をお持ちの先生だった。
先生にとって私は大勢いる患者のひとりにすぎないけれど、患者の私にとっては先生はとても大きな存在であった。
S先生とは相性がいいと勝手に思っていた私(すみません)は、幸せな患者だったと言えるのかもしれない。
 聞くところによると、追っかけて行くにはあまりに遠い病院のようである。
これからも、どうぞお元気で、研究と経験を積まれてさらに立派なお医者様になられますように、心からエールをおくりたいと思う。

春は別れの季節。。

                   
 春なのに お別れですか
   春なのに 涙がこぼれます
   春なのに 春なのに
   ため息 またひとつ